青い空のカミュ[体験版の感想]
KAIより発売予定のエロゲー、
『青い空のカミュ』の体験版をプレイしたので、
その感想を書いていこうと思います。
この作品には男性主人公は存在しておらず、
ヒロイン2人の視点によって、物語は描かれていきます。
百鬼夜行と成り果てた、閉ざされた町から逃れるために、
2人は手を取り合い、この町で起きてしまった事の真相を探っていく。
ストーリーのあらましを端的に表すのなら、
このように言えるのではないでしょうか。
作風は、セカイ系とも言える雰囲気を漂わせています。
登場人物が少ないので、余計にそう感じてしまいますね。
しかし、キャラクターの数が少ないからといって
展開が淡白というわけでは決してなく、
この作品に限ってはむしろ逆で、
猟奇的な世界観も相まって
程よい緊張感を保ちながら読み進めることができました。
やはり、魑魅魍魎からの襲撃を回避しなければならないという、
話を展開していく上での大前提があるため、
緊迫感のある場面が多いですが、
それらが跋扈する陰鬱とした夜の世界とは別に、
何処までも青い空が広がる平穏で寂れた世界も存在しており、
その2つの世界を2人は行き来し、物語が展開されていくため、
緩急のあるシナリオとなっており、
続けて読んでいても、さほど疲れることはありませんでした。
個人的に、この手のストーリーで大事にしてほしい部分は、
“人の非力さ”なんですよね。
弱さがあるからこそ、強さが引き立つシーンが出てくる。
この作品は、危機的状況に置かれたのが、
2人のヒロインだけという状態で展開されるので、
その弱さと強さが、描写としてよく表現されていると感じます。
そして質の高いビジュアルも、この作品の魅力の一つでしょう。
個人的に、猟奇的・ホラー的な描写って苦手なのですが、
CGが綺麗なこともあって、あまり嫌悪感を懐かずに済みました。
背景も含めて絵が綺麗というのは、
ことエロゲーに関して、重要なファクターなのは言うまでもありません。
ただ、正直なところ、
こういったシナリオ・世界観重視の作品は当たり外れが激しいので、
体験版が概ね良好だったからといって良作になるとは限りません。
しかし個人的には、今後のストーリー展開にも
期待が持てる内容だったように思えます。
『青い空のカミュ』の体験版をプレイしたので、
その感想を書いていこうと思います。
この作品には男性主人公は存在しておらず、
ヒロイン2人の視点によって、物語は描かれていきます。
百鬼夜行と成り果てた、閉ざされた町から逃れるために、
2人は手を取り合い、この町で起きてしまった事の真相を探っていく。
ストーリーのあらましを端的に表すのなら、
このように言えるのではないでしょうか。
作風は、セカイ系とも言える雰囲気を漂わせています。
登場人物が少ないので、余計にそう感じてしまいますね。
しかし、キャラクターの数が少ないからといって
展開が淡白というわけでは決してなく、
この作品に限ってはむしろ逆で、
猟奇的な世界観も相まって
程よい緊張感を保ちながら読み進めることができました。
やはり、魑魅魍魎からの襲撃を回避しなければならないという、
話を展開していく上での大前提があるため、
緊迫感のある場面が多いですが、
それらが跋扈する陰鬱とした夜の世界とは別に、
何処までも青い空が広がる平穏で寂れた世界も存在しており、
その2つの世界を2人は行き来し、物語が展開されていくため、
緩急のあるシナリオとなっており、
続けて読んでいても、さほど疲れることはありませんでした。
個人的に、この手のストーリーで大事にしてほしい部分は、
“人の非力さ”なんですよね。
弱さがあるからこそ、強さが引き立つシーンが出てくる。
この作品は、危機的状況に置かれたのが、
2人のヒロインだけという状態で展開されるので、
その弱さと強さが、描写としてよく表現されていると感じます。
そして質の高いビジュアルも、この作品の魅力の一つでしょう。
個人的に、猟奇的・ホラー的な描写って苦手なのですが、
CGが綺麗なこともあって、あまり嫌悪感を懐かずに済みました。
背景も含めて絵が綺麗というのは、
ことエロゲーに関して、重要なファクターなのは言うまでもありません。
ただ、正直なところ、
こういったシナリオ・世界観重視の作品は当たり外れが激しいので、
体験版が概ね良好だったからといって良作になるとは限りません。
しかし個人的には、今後のストーリー展開にも
期待が持てる内容だったように思えます。